チョーサー「カンタベリー物語 上」
14世紀にイギリスの詩人チョーサーによって書かれたもの。
カンタベリー大聖堂への巡礼で、途中同じ旅籠で同宿した29人。その道中、それぞれが語った話をまとめた本。「デカメロン」と同じ形式と言われ、チョーサーがイタリアを訪れた時に読んだと言われてます。
デカメロンがペスト禍の中疎開した場所で語った話をまとめたもので、どちらかというと死へ恐れを忘れるために笑い話的なものが多いのに対して、こちらは、いろんな話をそれを語るに適した職業の人に語らせてるようです。