サックス・ローマー「怪人フー・マンチュー」
フー・マンチュー、何と俗悪で一度聞いたら忘れることのない名前なこと。
トマス・ピンチョンの「重力の虹」にこのフー・マンチューと対峙するネイランド・スミスが登場してきたのです。
さて、フー・マンチューは中国清王朝の死んだ人間も生き返らせるという天才的な頭脳をもつ。アジアに迫りくる白人達に立ち向かい反対に世界制覇を目指すのです。
ぞれに立ち向かうのは大英帝国のネイランドスミス。友人の医師ピートリーとともに、ロンドンに潜入したフー・マンチューに立ち向かう。
そして登場する謎の美少女カラマニ。彼女は敵か味方か・・・