久松達央「農家はもっと減っていい」
ツイッターで光文社さんより2万円ほどの本を頂きました。1冊目の読了がこの本。今年は家庭菜園を少し手を拡げようと思っていたので農業関係を。
久松達央さんは脱サラして農業を始めた人です。しかし憧れだけでなく、日本の産業構造なども分析しておられ、職業としての農業をしっかり分析されています。
気になるところに付箋をつけていったら一杯になって、どこがどうやら分からなくなってしまいました。
読んでいると農業のことを通して、その思想は他の産業にも拡げて考えることができるように思えます。
農業で独立するのに一番必要なものは「インフラ」なのだそうです。山奥に行って農業はできないのです。
オーガニックの本来の意味についても厳しく述べられています
甘い助成金の一番の問題点は、このような人と計画が鍛えられる過程を奪ってしまうことです。
「地獄への道は善意で舗装されている」と言われる通り、最も怖いのは、誤った善意です。