泉鏡花「高野聖・眉かくしの霊」
日本の代表的な作家の文学作品について、まだまだ読んでいないものがたくさんあります。そういった作家の作品を少しずつ読んでいこうかと思いました。
まず選んだのが、泉鏡花です。読んだ作品は「夜叉ケ池」くらいでした。
頁を開いた見た目は、現代ではあまり使われてないような熟語が。岩波文庫は、フリガナはうってありますが、注がつけてはありません。明治の頃の言葉が分かるかなと少々心配でしたが、意味不明な熟語はそんなにありませんでした。
さて、この「高野聖」は、道連れとなった高野聖から不思議な体験談を聞かされます。高野聖が若い時、飛騨の山奥で妖艶な不思議な女と出会います。彼女の住まいに一夜を過ごします。さて、その女の正体は。。。単なる妖で片付けていないのが泉鏡花のすごいところだなと思いました。
「眉かくしの霊」も、泊まった宿の湯殿に現れた女とは。。。