ジャック・ロンドン「白い牙」
読書会の課題本がロンドンの「野性の叫び声」だったんで、関連本ということで読んでみました。
とても面白かったです。
白い牙ごとホワイト・ファングは、犬の血が4分の1混ざった狼。
野性の中で生まれますが、仔狼の時にインディアンに飼われることになる。彼は人間を神と恐れるが、ローン・ウルフとして向かうところ敵なしの狼に育つ。そんな彼を策略を使いインディアンから買い取り闘狼として育て上げる。連戦連勝だがやがてブルドッグとの闘いで息の根を止められそうになった時にウィードン。スコットという人間に助けられる。
今まで愛情をもって育てられたことがないホワイト・ファングだったが、ウィードンの愛情に。。。
ただ、こういう犬の思考については、あのセオドア・ルーズベルト大統領はあり得ないということで、ロンドンを批判したのだそうです