ヘーゲルと言えば弁証法。著者の長谷川氏は冒頭でかつての日本の哲学の権威主義的な難しい記述についての批判をくりひろげられます。それ故、記述に気を付けられたせいか、この本は結構読み易く書かれています。
ここ数年で哲学の入門書を何冊か読んでいると西洋哲学の方向性というものもなんとなく分かってきました。哲学者それぞれが独立して持論を述べているわけでもなく、先人の論述との繋がりというものがあるわけですね。この本でもカントの論じたことが書かれてあり、ある面カントのことの理解を深めることができました。
ヘーゲルと言えば弁証法。著者の長谷川氏は冒頭でかつての日本の哲学の権威主義的な難しい記述についての批判をくりひろげられます。それ故、記述に気を付けられたせいか、この本は結構読み易く書かれています。
ここ数年で哲学の入門書を何冊か読んでいると西洋哲学の方向性というものもなんとなく分かってきました。哲学者それぞれが独立して持論を述べているわけでもなく、先人の論述との繋がりというものがあるわけですね。この本でもカントの論じたことが書かれてあり、ある面カントのことの理解を深めることができました。