山尾悠子「飛ぶ孔雀」
不思議な世界観の作家さんだと聞いていたので読んでみました。
確かにその通り。火が燃えにくくなった世界での話。ストーリーは分かりません。
非情に映像的かと思います。文章を読み、その情景を想像していくだけです。それは現実ばなてしていて、想像すらついていけません。
雰囲気的にはかつて鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」という映画のようです。

蛇を啄む孔雀というイメージもあるのでしょうか。。。
amzonの紹介文のが分かりやすいかも。賞をいくつもとってます。

石切り場の事故以来、火が燃えにくくなった世界。真夏の夜の庭園の大茶会で火を運ぶ娘たちは、孔雀に襲われる。一方、男は大蛇が蠢く地下世界を遍歴し―。煌めく言葉が奇異なる世界へと読者を誘う。不世出の幻想作家による、泉鏡花文学賞・日本SF大賞・芸術選奨文部科学大臣賞、3冠達成の傑作小説。