ハーマン・ポンツァー「運動しても痩せないのはなぜか」
ここで教えてもらった本です。今年のナンバー1ですね。
一昨年、1年間で2000km走ったのです。それまでに読んだ本では7200kcalで体重が1km減る。1km走ると自分の体重分ということだったので、70✕2000=140000kcal
140000÷7200=19kgは痩せないといけないのに、少し減ってその後はほとんど変化なし。。。なぜだ!
自分なりには運動してもそんなに減らない!食事を減らすしかないのか、と思ってましたが、その理由は分からなかったのです。
しかし、この本ですべて解明しました。
1日の消費カロリーを基礎代謝+その他の代謝という足し算は人間には成り立たないということです。
どうなってるかというと、ライフスタイルが異なろうと、1日のカロリー消費量を一定の狭い範囲内におさめているという「制限的日次カロリー消費」なのだそうです。
1日の消費カロリーは決まっているので、運動で消費すると基礎代謝で使用されるカロリーが減らされるということです。
じゃ、運動しなくていいかというと、運動しないとカロリーが他のところに使われてしまい過剰な反応を起こして炎症がおきたり、ストレスがたまったりするのだそうです。
ダイエットについては、どの方法でもしっかりやれば効果があり、減った体重を維持するためにも運動が必要になります。運動しないと飢餓状態だと体が判断して痩せる前より脂肪を体に蓄えることになり、かえって肥ってしまうのだそうです。所謂リバウンドというものです。
食事については、何を制限するということではなく、甘いものなど糖分を控え食物繊維が多いものを食べて食欲が大きくならないものを摂った方がよいそうです。