以前に岩波文庫で読みましたが、今回は読書会の課題本ということで新潮文庫です。
前回は何も事前知識なしで読みましたが、今回は二回目ということと、バルザックの人間喜劇の作品群の一つということがありました。
ここの描かれているのは、ゴリオ爺さんの娘を思う気持ち。そしてパリの社交界進出をねらう青年ラスティニャックを中心とする物語。
登場する人物は、それぞれ必死なのですが、読んでいる僕ら読者と書いているバルザックは喜劇とも言える人の感情・行動の悲哀さが読み取れます。