菅原道真は藤原時平の讒言にあって大宰府に流され不遇のうちに亡くなったとされています。
この物語は道真が大宰府に流されたところから始まります。
最初のうちは嘆き悲しんで引きこもってましたが、そこに現れたのが何と小野小町さん。彼女が内緒で道真を博多津に連れ出します。そこには唐物を扱う店が集い、道真はある店の鑑定人として雇われます。
道真は大宰府の危機を救うと共に、時平への意趣返しを果たします。このストーリー展開には作者の澤田さんに拍手をおくりたいです。
この10月に続編も出たようなので、それも読みたいです。