出版業界の中にR-18文学大賞なるものがあるのですね。かといってこの本はR指定はありません。確かに書かれている内容はそうです。
高一の斎藤は年上の主婦と週何度かセックスえをあいている。この斎藤を取り巻く人々の物語です。
生きるということは様々な障害に出会います。それをすべて上手く乗り越えることも解決もできるはずはありません。僕らは社会や倫理を保つために理性というもので形作ってるわけですが、それを守るエネルギーが自分の中で切れてしまった時は、本能がままに生きることしかできない人々も存在してるわけです。
それを単に否定し非難することは一番簡単なことです。ただそれで解決するはずはありません。
結局、自分の中や本当に理解してくれる人の中で生きてくことだけなんでしょうね。