片岡さんらしい物語8作品が収録されてます。
「泣くには明るすぎる」は片岡作品にしては泣ける話
あいかわらず会話がいい

「優子」
「優子さん、と言うべきかな」
「そんなことないわ。優子でいいのよ」
「いまでも優子か」
「これからも、優子よ」

「きみは、かならず、幸せになれる」
「ほんと?」
「保障する」
「よかったわ」
「なぜ、きみが幸せになれるか、わかるかい」
「見当もつかないわ」

「相手がぼくではないからさ」