この本は再読です。今週の読書会の課題本。
そのころの僕の感想は残ってませんので、細かなことは覚えてませんが、現代社会にのりそこねた主人公、のりそこねたというより、行間が読めない精神的構造。そのような人の叫びなのかなと思ってました。
その後、村田さんの地球成人を読みましたが、僕にはついていけないと思い手を出すことはなかったのですが、今回、この本が読書会の課題本になったことで、他に2冊読んでみました。
そして、今回の再読。
思ったことは、この「コンビニ人間」で、村田さんの抱える狂気は抑え気味かなという感じです。良い意味でいえば、訴えたいことが分かりやすく読み易いということです。
ただ、そこに書かれていることは、社会の常識に対する疑問の提示は同じです。
ここのところ、女性作家さんの本がすごく気になってきました。そして、その多さ。
かつて、文豪と呼ばれた人々の多くは男でした。ここのところ、女性の心の叫びというのを強く感じます。
読書垢のツイッターを始めたのですが、本を真摯に読む女性の多さに気づきました。
改めて、僕もがんばりたいなと思いました。
とりあえず、8月は夏休みということもあり1日1冊を目指してます。この本で25冊目。あと6冊。薄い本でがんばろ・・・