自分の狭い教養を広げるために新書も読もうと思ってます。物語を読んでいて、その歴史的背景を知らないと意味不明ということもあります。
例えば今「モンテ・クリスト伯」を読んでますが、ボナパルト党とか王党派とか、フランス革命以後の歴史的知識が必要になってきます。
ということで、小谷野さんですが、歴史専門の方ではなく、本文中にいろいろ文学作品が登場してきます。また雑学的なことも多く書かれています。それだけでも楽しめます。
例えばインディアンのジェロニモ酋長。ジェロニモってインディアン語のようですが、ヒエロニムスの英語読みがジェロニモなのだそうです。そして、ジェロニモは正確には酋長ではなかったのだそうです。じゃあ何?残念ながらそこのところに触れられてないのが残念です。