ロボットという言葉は、この本によって世に送り出されました。
カレル・チャペックはチェコの作家さんで、チェコ語に「賦役」を意味するrabotaという語があり、その語末のaをとったものなのだそうです。兄のヨゼフの言葉がヒントだったそうです。このチャペック兄弟はナチスによって収容所で亡くなったそうです。
この「ロボット」という作品は戯曲です。ここでのロボットは機械仕掛けのものではなく、もともとは人間を創り出そうとして失敗し、その結果、人間に服従する人間タイプのものです。
彼らにある思考を与えたことにより、人間に反抗し、人間を滅亡させるというお話です。
ロボットが登場した時点で、すでにターミネーターのようなことが予想されてたことには驚きです。