直木賞受賞作品ですね。最近の歴史的な作品が多かったのですが、今回は日常の中でのお話ですね。読んだのは直木賞受賞ということもありますが、お話の内容に惹かれて読んでみました。
古代ギリシア人は神話の登場人物を星座にしました。死んだ英雄も星にして忘れることがないようにしました。
この「夜に星を放つ」は、失くした人を星にするお話を幾つかまとめた短編集です。
大切な人を星にする。夜になれば出会うことができる。昼間は太陽の輝きは、僕らの頑張りなのでしょうか。そんな頑張りも夜になれば静かに失くした人に出会うことができる。