ファム・ファタルというフランス語と悪女という日本語。等号が成り立つようで成り立たない。フランス語の音になにか魅力を感じてしまうように、そんな魅力ある女性を想像してしまうことが原因でしょうか。。。
この物語の主人公のホセはカルメンに出会うことで、その人生が狂っていきます。
カルメンはホセを愛しながらも、持ち前の自由の性格故かホセに縛り付けられることを厭います。そして、ホセに殺されるという結末を迎えるのです。。。
カルメンがボヘミアンという血を引く故でしょうか。。。
この物語は、スペインを舞台として、ホセはバスク人、カルメンはボヘミアン、この物語をホセから聞いた語り手は筆者のメリメと同じフランス人というグローバルなものです。
ちなみに僕はビゼーのカルメンを聴きながら、この本を読みました。
そして、ファム・ファタルに出会えない僕は、幸運なのか不幸なのか。。。