この下巻は上巻と比較して読みやすかったような気がします
・・・・全体性(人間の完全性)は個々人ではなく,全体としての社会のうちに存在する。個人はそれを構成する一器官でしかありえない。個人は自分が所属する集団から,生きる技術,考えるために必要な言語,生き延びるために必要な発想を得ている。
その社会が示すありようこそが,神話や民話に登場する英雄ということなのです。その英雄は必ず困難な出来事に出会うというイニシエーションを経験するということです。
ジョージ・ルーカスはスターウォーズの初稿を書いた後,この本を読みプロットが似ていることを発見し,本書を参考にして脚本を書き直したのだそうです。