アリス島にある唯一の書店の店主がフィクリーです。
彼は妻のニックとこの本屋を始めたのですが,その妻はお腹に赤ちゃんがいたまま交通事故で亡くなってしまいます。
そして,この書店に訪れるのが出版社の販売担当のアメリア・ローマン。
ある晩,この書店に捨て子がありました。2歳児のマヤ。マヤの母親は自殺していました。そして,彼はこのマヤを引き取り育てることにします。
彼に関わる人々として,
ニックの姉のイズメイ。イズメイの夫で作家のダニエル。このダニエルは浮気がち。
心優しき警察署長のランビアーズ。彼は犯罪小説中心の読書会を開きます。
フィクリーとアメリアの共通の愛読書となった「遅咲きの花」の著者のレオン・フリードマン。彼の正体は・・・・
こうした面々がマヤの成長を中心にして物語を展開していきます。
2016年本屋大賞の翻訳部門で1位になったように,ストーリー展開としては鉄板なハートフルな仕上げになっています。
僕はいつもの喫茶店で本の半ばから最後まで一気に読み終えてしまいました。ずいぶん長くいたことになります。