片岡さんの文庫には「ボビーに首ったけ」という本があります。アニメでの映画化にともないこの本がつくられたようです。
この本には,「ボビーに首ったけ」が再録されてます。他にボビーが登場する作品が2作。そして,アニメの原画を書かれた吉田秋生さんと片岡さんの対談が掲載されてます。
ボビーが主人公ですが,日本人です。なぜボビーと呼ばれているかは,確かな理由はありません。そんなんですので,ボビーが登場する3作品はすべて別な人物です。
いつもの片岡作品のような男女のからみはありません。対談で片岡さんがおっしゃってますが,少年を主人公にすることで,余分なものを削除することができるのだそうです。こういったところが片岡作品の魅力の一つですね。
さて,「ボビーに首ったけ」のエンディングはは主人公のボビーのバイクでの事故の場面で終わります。
最初に読んだ時は,ボビーは死んでないんだ,というか死んでほしくないと思ってましたが,この本のはっきりとボビーは死んでしまったと片岡さんは語っています。悲しいなぁ・・・