今回短編集を読んでて疲れました。なぜだろうと考えたら,それぞれの物語の導入で人物や場面の説明がしっかり書かれてるからでした。その部分読んでると,ふと眠ってしまっていたりとか・・・ただ,さすがヘンリーさん。ペーソスのきいた話あり,ちょっと感動する話あり,といろんなストーリーを展開してくれます。
この本の題名にもなっている「最後のひと葉」。この話は昔読んだ覚えがありましたが,こういう結末だったんですね。。。巻末では訳者の方が,登場する二人の女性の関係についても書かれてました。なんか複雑です。
個人的に好きだったのは「更生の更生」です。結婚のために改心した金庫破りが主人公。婚約者の姪が金庫に閉じ込められてしまいます。彼を追っている刑事も登場。。。結末は予想できるものですが,それでもよかったです。