ロチェスター様との結婚式の場面で,彼の秘密が暴かれます。
そして,ジェインは彼の元を去り荒野を彷徨い,セント・ジョンとその妹二人に助けられ,村の娘を教えるという学校の教師になります。そして,ジェインと彼らは従兄妹だったということが分かり,ジェインには多額の遺産がもたらせれます。
セント・ジョンは宣教師としてアジアへ旅立つのですが,ジェインに妻として同行することを求めます。ただ,ジェインはそこに愛のないことを知り,妻ではなく妹としてなら同行すると言います。しかし,セント・ジョンは頑迷で妻でなければいけないと言い張ります。
悩み苦しんでいるジェインに,ロチェスター様の声が聞こえました。そして,ジェインはロチェスター様の元へ向かいます。出会ったロチェスター様にふりかかっていた災難とは・・・
感動のラストです。
この物語の主題というべきものは,ジェインを通しての女性の自立です。
罪を犯していたロチェスターでしたが,ジェインへの愛は真実でした。
神に仕え崇高な理想を持っていたのはセント・ジェインでしたが,彼の持つ愛はジェインへの愛ではなく人類への愛でした。