今,アトランタを舞台とした第2巻を読み終えました。
読んでいてまず思ったことは,戦争を通じてその時代を生きた人々を描いているということでトルストイの「戦争と平和」を彷彿させてくれました。
読む前の僕の知識は映画の噂程度でスカーレット・オハラとレット・バトラーの恋の物語くらいにしか思ってませんでした。しかし,ここで描かれているのは南部の大農場を舞台として南北戦争に翻弄された人々です。南部が勝つと信じている熱狂の中で,スカーレットは恋故に戦争を冷静な目でみてます。一方,レットは南部人でありながら冷静な目で戦争を分析し,自分を追放した南部に意趣返しをしようとしています。
この二人に続いてここまでの大切な登場人物が,スカーレットと義理の姉妹となったメラニー。このメラニーは控えめな性格と見えながらスカーレットも一歩も二歩も引いてしまうくらいの強烈な意志の持ち主です。
南北戦争とスカーレットを中心とする登場人物のこれからの物語がどう展開していくのかが楽しみです。
昨日の「闇祓」に続いて一気読みしてしまった僕です。