今年はドストエフスキー生誕200年,没後140年にあたります。
ドストエフスキーは若いころに読みまくりました。が,何が言いたいのかは・・・ でした。最近になって,亀山郁夫さんの新訳で,再読し始めてます。
ここへきて,ドストエフスキーって,どんな人だったかと疑問に思い解説本を読んでみようと思い,この本が一番新しいので,この本を読んでみました。
佐藤優さんならでの解説で,ドストエフスキーのスタンスがよく分かりました。
もひとつ,ドストエフスキーの父親は殺されてるんですね。「カラマーゾフの兄弟」の父親殺しは,このことに関連してるんですね。
また,新潮社の訳者の違いも書かれており,「カラマーゾフの兄弟」は今度は新潮社版で読んでみようかなと思いました。
その中で,工藤精一郎さんの訳は物語調ですごく読みやすいということが書かれてました。「罪と罰」は,最初に工藤精一郎訳の新潮版を読んだときは面白いと思ったんですが,亀山郁夫さんの新訳で読んだときは・・・でした。ということで,そうなんだと思いました。亀山さんも好きですよ・・・