ドーラの父親に結婚を反対されなんとか説得しようとした時,父親は突然亡くなってしまい,ドーラは父親の二人の姉のもとに身を寄せます。デイヴィッドは,その二人の姉の許しを得て,ドーラとの結婚を果たすのでした。しかし,ドーラは自分のことを赤ん坊奥さんというように,家事がまったくできません。デイヴィッドは,ドーラにめろめろなんですが,この結婚について考えるようになります。

 

考え方と目的とが,互いに噛み合っていないような結婚ほど,夫婦の間に溝が出来ることはない

 

 物語は,ハムとの婚約を破棄したエミリーの行方とユライア・ヒープの悪事の露見の兆しが見え始めてきます。