裏表紙の紹介文です
妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。
読み応えがある内容でした。
子供ができない百合子に対する叔母の言葉は,すごく棘のある内容でした。そんな人もいるということなのでしょう。しかし,それを受け流す百合子の方が人間的にできているということなのでしょうね。
いろんなことが,いろいろ複雑にからめている手法は,さすがだと思いました。
人として成長するということは,どういうことか考えさせられました。
NHKでドラマ化されたり,映画化もされてるようです。