本の表紙裏には,
夢と現実のあわいに浮かび上がる「迷宮」としての世界を描いて,二十世紀文学の最先端に位置するボルヘス
と書かれてます。
アルゼンチン出身の作家さんです。
読んでいて正直何書いてあるのか分かりません。
出てくる人名や地名など,どこまで実在するのかが分かりません。それが分からないので,どれが夢でどれが現実化が不明です。
この方の作品を理解しようと思うと解説本なりを読まないと不可能じゃないかな,と思います。
そういったものが出て来ない作品ももちろんあります。あっ,このボルヘスさんは長編は書かれない方です。
「バベルの図書館」は,前に触れた平野啓一郎さんの「滴り落ちる時計たちの波紋」の中で,本ではなくコンピュータが置かれていたらという作品がありました。
これも分かりにくかった。
