「失われた時を求めて」の合間に読むには,これほど息が抜ける本はない。。。
前半は,内容的にアブナイ世界ですな・・・
後半は,妹を真剣に守る 兄の阿良々木暦。
これはカッコいい

「ゆえに人が善行をなすならば,それは本性ではなく偽りによるしかない―そう喝破した。偽りであり,偽物であり―偽善によるしかない」
「偽善・・・・」
偽り。
いつわり。
「偽―つまり人為や」
人為であり,作為。
それこそが礼であり―規範。
人為的な矯正こそが,人を善へと導き,社会をよりよい方向へと導く。
「従来の王道政治に対し,これを礼治主義という。善はもとよいすべて偽善であり,だからこそ―そこには善であろうという意図がある」