江國香織 岩瀬成子 くどうなおこ 井上荒野 角田光代 町田康 今江祥智 唯野美歩子 山田詠美 綿矢りさ 川上弘美 広瀬弦 谷川俊太郎

上記んいあげた人々が,佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」に敬意を寄せて書き上げた短編集です。
僕は,改めて「100万回生きたねこ」も読み返しました。
この本の題名の意味するところは,100万回生きたうちの一つ一つの猫の生涯を描こうとしたものです。佐野さんの本の内容とは一致はしてません。
100万回生きるなんて,ある意味うんざりでしょうね。一回の人生が幸せであれば,それで十分なのでしょう。
もっとも,現実的には,僕らは一回しか人生はありません。その人生も,決して幸せだったと言えないでしょう。寂しいですね。。。 100万回生きたねこに,100万回生きたって決して幸せじゃないんだよ,って慰められているんでしょうね。

前にも書きましたが,佐野洋子さんと谷川俊太郎さんは,結婚されてました。ただ,6年後に離婚されてるんですね。
トラ猫と白猫のようではなかったんですね。この本ので,谷川俊太郎は,80年間つれそった夫婦のことを書いてます。ただ,あの世では,一緒じゃなかったということです。