今年もいよいよ終わり。この本で,今年読んだ本の冊数は,239冊,あと何冊読めるか。。。現在,今年買った積読本を消化中。この本も,その一冊
さて,この「人生は野菜スープ」は,片岡さんにしては珍しい中編。いつもは叙景詩的な男女の描写だけだけど,この本は,哀愁が漂う物語。例えていうなら誰だろう・・・
「馬鹿が惚れちゃう」は,ストリッパーを連れて北海道へ遠征に行く話。場末的で片岡さんらしくないけど,いい。
「給料日」では,給料をもらった日に,使い切るまで飲み歩く話。なぜそうするのか理由は書かれてない。
人生は野菜スープのように,いろいろな味が混ざってコクのあるものが美味しいのでしょうね。
いつもとちょっと違う片岡ワールドでした。
巻末の解説は,角川春樹さん。南佳孝さんが片岡ファンだったということが書かれてます。