このシリーズでは北方さん、よく知らない熟語を副題にされてます。今回は、「杳冥(ようめい)」です。調べたら、「奥深く暗いさま。暗く、はっきりしないさま。」という意味でした。この物語のどこに関連しているのかは、よくわかりません。
物語のあらすじは、amazonの紹介文をお借りします。
モンゴル族の統一をかけた大きな戦いに結着がつくも、敗れた者たちはそれぞれに生き延びる。その中には、命ある限りテムジンの首を狙い続ける者もいた。
テムジンはモンゴル族統一後も、遊牧だけではない生活を見据え、積極的に動く。軍の南の拠点となるダイルの城砦を訪れ、さらに大同府へと向かう。大同府には、かつて一時期を過ごした蕭源基の妓楼があった。そこでテムジンは轟交賈の男と出会う。
しかし、そのような状況下、草原を生きる者たちに激震をもたらす出来事が、ふたたびテムジンを待ち受けていた。好評第八巻。
テムジンの好敵手ジャムカは、戦いに負け、あちらこちらに潜み、テムジンを打つ機会を待つ。そんなジャムカを仕留めろというケレイト王国のトオリル・カンは、テムジンの力が大きくなる前にだまし討ちをしようとするが、後に反対に倒されしまう。
この物語は、テムジンだけに話を絞れば、もっと巻数は少ないと思います。テムジンを取り巻く人物の心情がけっこう細かに描写されてます。
このシリーズは、図書館で借りて読んでます。第九巻はすでに発刊済みなので、また、予約しようかと思ってます。