糸さんの作品は「食堂かたつむり」と「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」の3つしか読んでませんが、素敵な作家さんですね。
主人公が今を上手に受け入れ、人に優しいです。。。
この「ライオンのおやつ」の主人公の海野雫も そうです
この本を読む前は、この題名は何だろう?ライオンに食べられちゃうのかな・・・
ライオンというのは「ホスピス」。主人公の海野雫は、33歳で子宮がんで余命を宣告され、人生の最後を過ごすために、この「ライオン」に入所します。
この物語は、彼女が「ライオン」に入所し、そこでひと月あまり過ごし、死を迎え、その3日後までの話です。
なぜ、3日後なのかは、読んでください。
人は死を迎えるにあたって、いろんなことを思います。ただ、死期のわからない僕らは、日々、それを認識せずに生きています。
この本を読んで、今をどう生きるかを考えさせられました。最後は涙しましたが。。。やはり、寂しいものです。
この本は、読んで、今を大切生きようかなと思いました。読んでよかったなと思えるものでした。