殯と虎落って、おなじ「もがり」なのに意味が違うんだ。
てっきり、本葬までの亡骸を置いておくことだと思って読んでたけど、そんな場面がないし、虎落の「もがり」は竹で編んだ柵のことなんだ。まだまだ不勉強。。。
としても、どういう意味で、この巻の題名がこれなのかは依然不明。。。
さて、かつての盟友、ジャムカはタチウト氏のタルグダイとメルキト族アインガと同盟を組み、テムジンとトオリル・カンとの連合軍との決戦に挑む。
ただ、ここへきて北方さんは、ジャムカに肩入れしているようで、テムジンの強さを強調していないぞ!前巻まで、あれほどテムジンの周到さを描いておきながら、ジャムカと互角の勝負にしている。まあ、最終的にはテムジンが勝利を収めるので、いいかな・・・
今回は、戦いの場面が多く描かれていて、手に汗握る展開だった。
この戦いの結果、テムジンはモンゴル族を治めることになったのかな?まあ、続編をまちましょう。北方さんの物語は、ハードボイルドに描いてあるので、史実と異なることもあるのでしょうが、気にせず読みたいです。

男がなんのために生きるのか。一生かけて、それはわかっていくのかもしれませんね。

男の老いは、躰ではなく心だろう。