僕はそんなにSFは読まないけど、「地球幼年期の終り」という題名で覚えていた。ハヤカワ文庫では「幼年期の終り」になっている。
アーサー・C・クラークは、あの「2001年宇宙の旅」の原作者。ちなみに、昔読んだ映画に関する記事は覚えている。キューブリック監督が撮った映画なんだけど、科学的にいろいろ考証してあるが、宇宙ステーションでストローでジュースを飲む場面で、無重力のはずだけど、ストローのジュースが下がっていく場面がおかしいと言ってる記事があった。ほんとうか、どうかは知りません。
この物語、SF史上屈指の名作ということで、三島由紀夫も認めていたということ。だからというわけではないけど、スケールの大きいすごい物語。
突然、地球に現れたオーバーロード。彼らは、その姿を最初のうち現わすこともなく、人類の管理を行う。やがて、表した彼らの姿は、悪魔の姿、なぜ悪魔の姿と同じなのか・・・
そして、人類が迎える終末とは・・・ 救いがない・・・
今まで読んだ中で、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」のシリーズもすごかったけど、このエンディングは衝撃的だった。
今年、本屋大賞の翻訳部門の三位の中国の作家・劉慈欣の「三体」もすごかった。続編がもうすぐ出るので、人類の運命は どうなるのか・・・
ということで、SFも楽しいです