「24人のビリー・ミリガン」というダニエル・キイスの著書を読んだことがある。
ビリー・ミリガンは、強盗強姦事件の犯人として捕まったわけだが、人格が24人分ある解離性同一性障害。その原因を探りながら、彼の人格を統一していくというノン・フィクション。当時は、多重人格というものはなかなか認められていなかった。で、この印象が僕には強くて、この「アルジャーノンに花束を」も、同じような傾向かと思いながら、今まで読んでなかった。ベストセラーなので、読んでる人も多いと思います。
あー また 読まず嫌いだったなぁ
これはSFなのか?
32歳の知的障害者のチャーリイ・ゴードンは、能の手術を受け、反対に異常なほどに知能が高まっていく。そんな彼は、今まで自分がどのよう周囲から見られていたかを知るとともに、反対に、周囲の人々は、自分たちに劣等感を抱くようになり、彼に恐れを抱く。結局、ゴードンは、かつての自分の方が幸せだったことに気づく。そして、その手術は失敗に終わり、元の状態にもどっていくのだが、幸せに過ごす
なんだろう、結局は、ありもしない姿になることは、決して幸せになれないということなんだろうか。ゴードンの両親の思いとか、いろいろんなことを、教えてくれる。
アルジャーノンは、ゴードンの前に同じ脳の手術を受けた、実験用ねずみ。