非常事態前に名古屋の栄のジュンク堂書店に行ったら、クトゥルフ神話なるもののコーナーがあった。なんだろうとみてみると、なんでもラブクラフトが中心となって作り上げた神話体系のよう。詳しい人がいたら教えてほしい。
ラブクラフトの名前は知っていたけど、怖がりの僕としてはなかなか手が出なかったけど、とうとう手をつけてしまった。
表紙からしてゴシック調の怖そうな感じ。でも、ラブクラフト自体は1890年生まれで、20世紀最後の怪奇小説家ということである。
読み始めて、江戸川乱歩とか夢野久作のような雰囲気。1890年生まれということは、江戸川乱歩と同時代なので、調べてみたら江戸川乱歩がラブクラフトの紹介文を書いていたこともあるようである。

この1巻は、次の4つの作品が
・インすマンスの影
・壁のなかの鼠
・死体安置所にて
・闇に囁くもの

登場するのは霊的なものというより、人類とは異なる古代宗教とか宇宙とのつながり。そんなに怖くはなかった。
アメリカの作家さんだけど、イギリスを舞台にしていたり、ストーンヘンジのようものが出てきたりする。