所謂、「ライ麦畑でつかまえて」これは、若い時に読んだことがある。
原題は、ライ麦畑の補足者 なんだ
題の由来は、
「それで僕はそのへんのクレイジーな崖っぷちに立っているわけさ。僕がそこで何をするかっていうとさ、誰かその崖から落ちそうな子どもがいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで崖の方へ走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ。そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、僕はただそういうものになりたいんだ」
これ。
となると、よく使われてる題名は、反対じゃない。
この小説は、ホールデン・コールフィールドが主人公で、1人称で書かれている。
だったら、「ライ麦畑でつかまえる」なんだと思うけど。
ただ、主人公のホールデンは、どっちかというと、クレイジーな崖から落ちる方。この物語の中で、彼の「つかまえてほしい」という叫びが聞こえてくる
https://youtu.be/gAUYWxvsavw

こんな映画も観た。あまり語られていなかったサリンジャーの物語。作品の内容に関するものは、他にサリンジャーの本を読んでない僕にはあるのかないのかわからなかったけど、サリンジャーという人物の生い立ちが分かった。
大学時代は自信家だったけど、第二次大戦に兵士として参加し、恋人に裏切られ、生死の境に立ち会い、復帰後は、精神的にかなり参ってしまう。そんな彼は、インド哲学で救われていくのだが、最後は、作品発表をやめてしまい、人との接触もたち、自分のためだけに物語を書く。
 もう一つ、こんな映画もある。

https://youtu.be/w9HInNgL534