これは、今は亡きルシアン・ベルリンの私小説的な短編集
彼女を見出したのは、リディア・デイヴィス。彼女は、ポール・オースターの妻だった。
死には手引書がない。どうすればいいのか、何が起こるのか、誰も教えてくれない。
結婚してくれ、と彼は言った。生きる理由を僕におくれ。
アートってそういうものだろ。幸せを冷凍保存する。この話を読めば、CDはいつでも幸せな時間を呼び戻せるんだ。
順番が逆よ、と先生は答えた。まず、自分はまだ終わりじゃないと言い聞かせる。そうして、初めてやめられるようになる。
この物語にはベルリンの生きた欠片に満ちてるって感じ。
死後十年を経て、再発見された作家のはじめての邦訳作品集