僕の十二国記の継続読書は続いてます
あー 既刊本を順にすべて読み返す前に、新刊が出てしまった、ということで、
新刊に直接続いていく物語ということで、episode8になるこの本を読んだ
慶の陽子のもとに、大きく傷ついた戴国将軍の李斎が押しかけてくる
戴国では謀反がおこり、王である驍宗と麒麟の泰麒がいなくなってしまい、国が荒れ放題になってしまった。
十二国の世界では、他国に軍を派遣することができないという天のきまりがあり、陽子はどうするかを延王らと相談する。
まず、泰騏が日本にいる可能性があるということで、探し始める。
このあたりのことは、「魔性の子」の内容と表裏になっている。
なんとか探しあて、十二国の世界に泰騏を連れ戻すことができたのだが、角を失い麒麟としての能力を発揮することができない。
それでも、泰騏と李斎は、驍宗を求めて戴の国へ帰るのであった。
ここからが、今回発刊された新作につながっていくのである。
「自身の行為が自身への処遇を決める。それに値するだけの言動を為すことができれば、私のような者でも助けて差し上げたいと思うし、場合のよっては天すらも動く。周囲が報いてくれるかどうかは、本人次第です。」
自立せよ! これ十二国記の根底に流れる筆者小野不由美さんの意志だと思う。