さんしゅゆ 開き初め
植物は正直だから、気温が高ければすくすくと伸びて花も咲き始め、翌日寒ければまたじっと待つ。
人はダメだな。天候にやられっぱなしだ。
鼻水もとまらなくて「花粉症じゃないよ」ってもう何年も言ってるけれど、こう毎年この時期に不調があるなら
認めちゃった方がいいのか?
Pにラインで「調子がいまいち」といったら 「毎年それにやられてるやん・・・」とにべもなかった。
まあ、植物だって黙って耐えてるわけでもなくて「いやー・・かんべんしてほしいですわ~」とか
ぐちぐち思ってるかもしれないよね。 え?思うんか?
夫が先日、市の健康診断をしたのだけど、その結果を昨日聞きに行ってきた。
帰る前に「何か買って行こうか~?」とか呑気なラインが来たから、ああ何でもなかったんだなってわかってたけど
思った通り、なんともなくて血圧を少し指摘されたくらいだったそう。
前年よりもいろいろの数値が良くて「奥様のお料理が素晴らしいのですね」とほめてもらったそう。
(優秀な保健師さんの目の付け所)
「カップラーメンなどは・・・」と栄養指導で必ず例に出すであろう文言に
「あ、カップラーメンはこの1年で丸々一個って食べたこと無いんですよ、いつも妻と半分こしてるので」
と余計なこと言う夫。
保健師さんはそういうことを聞きたいんじゃないと思うんだよね。
それに。実際は「半分」にかなり不服そうな顔するくせに、何アピール?? 不満?恐妻?それとも仲良し夫婦?
あ、ちなみに半分こは仲良しだからじゃないです。
カップメンてたまーに食べてみたくなるんだけど年齢的に二人とも一個はきつくなっただけです。
まあ、どうでもいい話でした。
推し漫画の話。先日発売になった新刊は「ミステリーというなかれ」
ドラマになったり映画になったりして、あまり興味のない方には「まだ続いてたの?」って思うかもですが
原作のほうはドラマや映画とかなり内容が違うので、まだ道半ばというかんじです。
伏線回収いつはじまるんだ?と、最近の連載漫画ってほんと長い。迷宮入りはしてほしくないわ~。
ネタバレになるので詳細は省くけど。
今回のよかったのは「寂しさ」について。
「寂しい」というと、だいぶ昔
身内に「寂しい」をやたらに言う人がいて
それが私に対してどうこうしてほしいということなのかと、わたしには気の滅入るワードだったんですよ。
でも その時の私は寂しさなんか誰の中にもあって、しかもそれは他人がどうすることもできないもので「一人で抱えていく」ものだと思っていたのね。
だから「寂しい」といわれると「ああ、そうなのね」くらいしか返事できないでいたので
たぶん相手はわたしを「冷たい人」だと思っていたと思います。
時が過ぎ、先日のインタビューで私は「お別れが寂しいだけだ」と話しました。
これ、あれだけ「気の滅入るワード」だったのに、なぜかそう思ったのよ。
ただわたしは、だから誰かに救ってほしいとは思っていないことは確かで
「自分で持つ感情」として「かなしい」ではなくて「さびしい」を選んでいました。
どうしてそうなるのかの説明はつかないのだけど
その説明が 漫画でなされました。 (わーい)
人生の中で一度も「寂しい」と思ったことのなかった主人公が
初めて誰かを好きになって 別れることになった時 やっと「寂しい」という感情を経験し
なにごとも 「考える人」の主人公が
「寂しいのは・・・・・・楽しかったということだ
だから 寂しいは いいことなんだ」 と結論を出すシーン。
なるほど
「百万回生きたねこ」にも通じるものがあるね。
「さびしい」と「かなしい」は似ているようで違うのよ。
特に深く考えもせず「悲しいんじゃないんだな、寂しいんだよ」と言葉チョイスした自分。
人生楽しんでるようです。(継続中)