今日から4月
長い冬の終わり
これは「襤褸刺し子」というものです。 糸で布を丈夫にするという意味では幾何学模様の刺し子と同じだけど
かつての農民が作業着や生活用品を補強するための実質的なもので継ぎ充てる布も糸も着古した着物などをほどいて使う、
いわば布と糸の最終形態
縫い方に決まりはなくひたすら並み縫いで、継いでいく布も切りっぱなしで端処理なし。
子供の頃に祖母の家のこたつの下掛けがあり 当時は襤褸刺し子だなんて呼び名も知らず ただ下掛けはそういうものだという認識。
熱に強く人目に触れるものではないので 焦げたり薄くなったりしたら そこにまた縫い足していくうちに程よい厚みと重みがでて
そのしっとりとした重みも記憶にあるが、あの縫い目の手触りが好きだった。
ということを、最近の縫物マイブームで思い出した次第
美しい幾何学模様の刺し子はすでに断念。
パッチワークも若いころは老後の手仕事でいつかやるかも?と小さな端切れまでしまっておいたのに、それはとっくに
私の趣味じゃないと気が付き、ただ布切れが増えただけだった
大体、決まりがあったりこまごま几帳面な仕事は不向きなんだよ、不器用は治らないんだよww
というわけで、何か良いものないかなー?と検索掛けてるうちに「襤褸刺し子」に到着。
すぐに炬燵の下掛けを思い出したけど、なんだかそれよりもっと美しい(色合いが)
で、ほとんどが外国の方が作ってらっしゃる。日本人のそれがなかなか出てこないのはなぜ?と検索し続けたら
海外で「BORO刺し子」がブームになってたらしい。 まあ、あちらの「和ブーム」といいますか
文化としての使いかたとはちょっと違うけど、それも斬新ねという逆輸入感。
ま、細かいことはどうでもよい。 そのアイディアはいただいた!ってことで もともとクッションカバーだったものに刺してみた。
何か作りたいから布を買ってたのは 確かに第一目的ではあったけれど
それより「なんだかいろんな色があるのが楽しい」というだけで「百枚のはぎれ」なんてのも、つい買っちゃってんだな
100色の色鉛筆や絵の具や、色見本帳に心ときめくみたいな。
で、パッチワークが私には無理だってわかって放置し続けたそれの出番が今ここに!!!
いや~もう楽しい楽しい。 糸の色もさまざま、これはもう油絵の具を重ねる感覚に近い!
あっという間に端切れを全部使いきったわ!!! は~~~達成感!
そしてこの手触り ライナスの安心毛布は、わたしにもあったのかww
週末は Pが帰宅。
お正月以来なのでいろんな話がたまっていて、ずっと途切れることなくしゃべり続けていた。
それから、私のPCの不具合をみてもらって 決定的な解決法は見つからなかったけれど(問題はパスワード)
とりあえずスマホの写真を少し減らした方がいいということに。
この1,2年めちゃくちゃ増えてたのは、スマホを買い替えたことと一眼カメラを使わなくなってたこと。
もうほんと勝手に入ってるクラウドとかやめてほしいわ サブスクやりたくないんで。
で、膨大な写真の在庫を一部SDカードに移行したけど容量が足りず、いらない写真を消すことに。
見返せばどうでもいいものもいっぱいあるんですよ。(ほぼどうでもよいかも)
写真はほぼ3種類に分かれてて「猫・鳥」「風景」 そして「仕事」 自撮り含む人物写真は1割もないかも
職場で撮ったものが多すぎて、でもこんなことやってたんだな~ 頑張ってたよなあ~・・・としみじみしちゃったよ。
ああ・・・写真整理で一番やっちゃだめなことw
それにしても、昔人間の私には こうした写真もブログも含むさまざまなものがどこに残されていくのか?
どこにどんな量が蓄積していくのか
それを考えると 宇宙の広がる先を思うような気持になるね。