すっかり住み慣れた6階病棟(いやだわ~)
7月12日
入院するのも4回目。慣れたっちゃ慣れたけれど、自覚症状何もなにもなく体調はまるで健康体なので、
これから治療に入って副作用でダウンするかと思うと気が重い。
まあ、個室希望出してるし、ネット接続できるなら気晴らしも何とかなるかと思って荷物少なめにしての入院初日。
ところが、手続き済ませて上がってみたら、個室自体が減ってしまい空きが無いというので大部屋に。
ちょっとがっかりしたけど、まだそんなのどうでもいいことだった。
その後の主治医の話のほうが衝撃でw
荷物置いたら、すぐに別室に呼ばれ主治医と対面。
そもそも今回の治療変更では、最初 分子標的薬のジオトリフという提示があったのだけど、前に書いたように気管支鏡の検査だの
大学病院に相談だの、私も色々調べてジオトリフをすぐに始めたくないだのとごたごたしたあげくのドセタキセル+サイラムザ
という抗がん剤に決まったはずで、もちろんそのつもりで入院した。
で、最初に先日の気管支鏡検査の結果から話す主治医
大体「結果がですね~って」 言った時点で 1週間で検査結果って早くない?と思ったんだけど
「取った検体に悪性のものがありませんでした」
はい? じっと目を見るw でも動じない主治医表情全く変えず
「悪性ではありませんでした」 と繰り返す。
だ、か、ら?
「入口がふさがっているので、その奥に新たに広がってる部分には届きませんでしたので、入り口付近は結構とったんですけど・・」
で? そこのは悪性じゃなかったって?
で? じゃあ、検査はどーした? ふぁんでーしょんわん はどーした?
ということをやんわり尋ねると
「悪性のものが無いので検体送りませんでした」
もうね。
もう なんなの?
ちょっと笑う? このさい笑う?
何言っていいかわかんなくなって「あれって、大学の研究が~とか言ってましたよね?じゃあ、あの検査費用って私払うんですか?」とか
もう、そんなこと言っちゃったよ。(後で確認しとくと言ってたけど、いまだに返事は無い)
で、それでは治療のことですが・・と。主治医
紙と鉛筆を出して
カルボプチン+アブラキサン
ドセタキセル+サイラムザ
さらさらと書きつけると「あのですね。今回こういうプランもあるんですが、どちらがいいですか?」
は?
どっからでてきた?アブラキサン!
ってか。 てか・・・・・今!? 今選べって???
再び穴のあくほど主治医を見つめちゃったわw それでも動じない主治医。
で、頭の中では、もうどーするどーする?こんな時どーするんだっけ?と患者会で聞いてた話やセミナーでの治療の決め方とか、あれやこれやぐるぐる検索掛けて
とりあえず、それぞれの作用と「この二つのメリットとデメリットは?」と聞いてみた。
一応、こちらはこうで、こちらはこうでとそれぞれの特徴や治療の方法など説明してくれて
まあ、いずれにせよ、いわゆる抗がん剤ってことで、脳のほうには効果が薄いと思われるし、カルボプラチンはこの前も使ったから副作用に関してはわかってる。アブラキサンは脱毛があるということで、どちら選んでもそれは避けられない。
それなら、使ったことのないほうのドセラム(ドセ+サイラムザの略)にした方がよいだろうか?
ということで、最終的に
「先生はどちらをお勧め?」と聞いて 「ドセタキセルのほうが・・・」というのでそちらに決めました。
じゃ、それでってことで部屋を出てナースステーション通り抜けるとき、後ろから出てきた主治医がスタッフのほうに
「ドセタキセルでオーダー入ります~」とか言ってて
レストランのオーダーじゃあ ないんだよっ!!
正直なこと言うと、私は今回の抗がん剤に期待してるわけじゃない。あくまでも間をつなぐ程度に考えている。
期待するならその先の分子標的薬のほう。
その薬がしっかり発揮できるように、避けることが出来る副作用があるならさけたい。
だから、今回ドセでもアブラキサンでもどっちでもいい。副作用が少ない方がいい。手間も少ない方がいい。
そういうことも主治医には話したし、脳転移が進んだら、こちらの病院ではなくてサイバーナイフのある松本の病院に行きたいということも伝えた。
まあ、抗がん剤もまだ種類があって使えそうなのがあるのはよいことではあるから、急な提示であったけど
知っておいてよかったかな。
だけどもっと早く言ってくれ。
こういうことって、セミナーなんかでいろいろ聞いてたから一人でも対応できたけど、そうじゃなかったらどうだったろう。
主治医ももしかして「あなたはいろいろ知ってるから」みたいに思ってるのかな?
それにしてもだよねー
というわけで、初日から「なんなのよ~」な始まりでこの先も長いのでした。
続く