こんにちは!今回は「富士ミネラルウォーターの水って大丈夫なの?」という素朴な疑問にお答えしつつ、アルミ缶の健康リスクや環境問題についても掘り下げていきます。

普段何気なく飲んでるミネラルウォーター。でも、パッケージが「アルミ缶」だと、ちょっと気になりませんか?
「紙パックは環境に良さそうだけど、アルミ缶は…どうなんだろう?」そんなモヤモヤを抱えている人、意外と多いんです。

 

富士ミネラルウォーターとは?

まず、「富士ミネラルウォーター」ってどんな水なの?というところから。

富士ミネラルウォーターは、その名のとおり富士山のふもとから汲み上げたナチュラルミネラルウォーターです。
硬度は中程度(中硬水)、まろやかで飲みやすいと評判。ホテルやレストランなどでも使われることが多いですね。

パッケージにはペットボトル、瓶、そしてアルミ缶などのバリエーションがあり、その中でも近年増えているのが「アルミ缶タイプ」。でも、ここに落とし穴があるんです。

 

アルミ缶入りの水、実はこんなリスクが…

「アルミ缶ってジュースとかビールだけじゃないの?」と思う人も多いですが、実は水でも使われています。ただし、そこにはいくつかの問題点があります。

1. アルミ成分の溶出リスク

アルミ缶の内側には基本的に樹脂コーティングがされているものの、保存状態や時間の経過によってアルミ成分が微量に溶け出す可能性があります。

アルミニウムは体に蓄積されると、以下のような健康リスクが懸念されています。

  • 脳神経への悪影響(アルツハイマー病との関連も指摘あり)

  • 骨への影響(カルシウム吸収を阻害)

  • 子どもの発達への影響(まだ研究段階ですが注目されています)

もちろん、富士ミネラルウォーターが即危険!というわけではありません。でも、「毎日・長期間飲む水」として考えると、ちょっと気にしておきたいところです。

2. 味や香りの変化

水は非常にデリケート。アルミ缶特有の金属臭味の変化を感じるという声もネット上では見られます。

「なんか、富士ミネラルウォーターのアルミ缶のやつ、鉄っぽい味がする…」
ー SNSユーザーの投稿より

もちろん個人差はありますが、ペットボトルや紙パックと比べて「味が劣化しやすい」と感じる人が一定数いるのは事実です。

 

環境への影響も見逃せない

アルミ缶=リサイクルできるからエコ、というイメージを持っていませんか?
実はアルミ缶には**「隠れた環境コスト」**があるんです。

1. アルミ製造には大量の電力が必要

アルミニウムの精製には莫大な電力が必要です。しかもその多くが化石燃料由来の電力
つまり、製造段階でCO₂を大量に排出しているということ。

2. リサイクル率は高くても…

日本ではアルミ缶のリサイクル率が90%を超えているとされていますが、これはあくまで「回収された分」。
実際には分別ミスや汚れで再利用できないケースも多く、リサイクル効率が100%というわけではありません

紙パックやペットボトルと比べてどうなの?

「じゃあ、アルミ缶の水がちょっと気になるとして、他にはどんな選択肢があるの?」という疑問、出てきますよね。

まずペットボトルですが、これはもっとも一般的なパッケージ。食品用に設計されたPET素材なので健康面でのリスクはほとんどなく、安定した品質が保てます。味や香りが変わることも少ないので、日常使いには安心。ただ、プラスチックごみの問題が根強く、環境負荷という意味ではデメリットもあります。

次に紙パック。最近は「環境にやさしい」として注目されているタイプです。再生紙や植物由来の素材を使ったものもあり、CO₂排出量も少なめ。健康面でも安心ですが、水が空気に触れやすいため、酸化による味の変化を感じることもあるかもしれません。また、保存性はやや劣る印象です。

そしてアルミ缶はというと、見た目はスタイリッシュで遮光性や遮熱性にも優れているんですが、先述したとおり健康や味の面でちょっと懸念が残ります。さらに製造時のエネルギー消費が大きく、環境面ではあまり優等生とは言えません。

こうして比較してみると、どのパッケージにも一長一短があることが分かります。大事なのは、「どういう基準で選ぶか」。健康重視?環境重視?味の安定感重視?自分に合った選び方が大切なんです。

 

毎日の水、ちょっと気にしてみよう

富士ミネラルウォーターのように、水そのものの品質が高くても、どんな容器に入っているかで印象や安全性は大きく変わります。特にアルミ缶のようなパッケージは、スタイリッシュで遮光性も高い反面、金属成分の溶出リスクや環境負荷といった見えにくい問題が潜んでいます。

毎日何気なく飲んでいる「水」ですが、体に入るものだからこそ、ちょっと立ち止まって選んでみるのも大切です。健康を気にする人なら、ペットボトルや紙パックの方が安心かもしれませんし、環境への配慮を優先したいなら、再生可能素材を使った紙パックという選択もあります。

「なんとなく」で選ぶのではなく、「どうせ飲むなら少しでも安心で、環境にもやさしいものを」と考えることが、これからの時代のスタンダードになっていくのかもしれませんね。