最近コンビニやスーパーでよく見かけるようになった「ジャスティスの水」。
名前からして「正義」感満載で、デザインもクール。なんだか環境にも配慮してそう…そんなイメージを持って購入している人も多いのでは?
でも、ちょっと待って。
そのジャスティスの水、本当に「正義」なんでしょうか?
この記事では、ジャスティスの水に使われているアルミ缶に着目して、
「これって本当にエコなの?」という視点から深掘りしていきます。
ジャスティスの水とは?おしゃれ&エコっぽいけど…
まず簡単に「ジャスティスの水」ってどんな商品かというと、
シンプルで洗練されたデザインのミネラルウォーターで、パッケージに「JUSTICE」の文字がドンと入っているのが特徴。
一見すると「環境に配慮したブランド」「サステナブル志向の若者向け」という印象を受けますよね。
実際にSNSでは
「パッケージがかっこいいから買った」
「正義の味がする(?)」
なんて声も見かけます。
ただし、注目したいのは容器がアルミ缶だということ。
アルミ缶ってエコじゃないの?という誤解
よくある誤解ですが、「アルミ缶=エコ」というイメージ、ちょっと違います。
確かに、アルミ缶はリサイクル率が高い素材として知られています。
でも、実はその製造プロセスで多大な環境負荷がかかっているのです。
アルミ缶の製造にかかるエネルギー
アルミ缶を作るには、ボーキサイトという鉱石を採掘し、精錬してアルミニウムを抽出する必要があります。
この過程で大量の電力が使われ、CO₂排出量もかなり多いのが現実。
再利用すれば多少はマシになりますが、そもそもの製造時点での環境負荷が高いため、
「紙パック」や「リユースボトル」と比べても必ずしもエコとは言えないのです。
購入前に考えたい。「環境に優しい」とは何か?
例えば…
再利用可能なボトルに入った水を選ぶ
マイボトルに水を入れて持ち歩く
紙パック入りの水(バガス紙やFSC認証紙)を選ぶ
など、選択肢は意外といろいろあります。
ジャスティスの水、本当に買うべき?
正直に言うと、「ジャスティスの水=絶対ダメ!」とまでは言いません。
でも、名前に反して環境への配慮が甘い部分があるのは事実。
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アルミ缶の製造には高い環境負荷がかかる
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実際にはそこまで「エコ」とは言えない
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ブランディング先行で中身に疑問の声もある
こういった背景を知ったうえで、それでも「デザインが好きだから買う」という選択もアリです。
でも、「環境のためにジャスティス水を買ってる!」と思っていた人は、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。