楽しいときや怒っているときは自然と声も大きくなるし
声のトーンも高くなりますよね?
一方、悲しいときや心配事などがあるとそれらが声に
影響を与えトーンが低くなります。
これは自分自身の感情の表出ですが、この感情表出が対人場面
では相手に自分の心理状態を伝える一つの目安になるわけです。
声はそれだけ相手に対して与える印象を左右します。
例えば、デート目的で「私とつきあって!」と言ったとしても
その言葉を発する際の声のトーンやアクセントによって
冗談だと受け取られたり真剣だと受け取られたりするわけです。
なので、好意を伝えるときは何を言うかではなく、どんなふうに
言うかがポイントになってきます。
そしてさらに、言葉や声以上によりダイレクトに気持ちを伝えるのが
表情です。
仮に、にっこりと微笑んで「嫌い」と言っても好意が伝わると
思いませんか?
恋人と楽しい時間を共有するためには、会話の内容を吟味する
のも大切ですが、言葉以外で気持ちを伝えるというのはもっと
重要になってきます。
ちなみに、言葉以外で気持ちを伝えることを→ノンバーバル
といい、ノンバーバル研究者によれば対人関係で相手が
好意的かどうか次のような重みづけで判断しているとされています。
言葉(0.07)+声(0.38)+表情(0.55)=相手の好意(1.00)
表情は言葉や声以上にストレートに気持ちを伝える、ということですね。