次に行った歯医者は、50代前後のおじさん先生の歯医者でした。
乳歯のとこの歯茎が腫れてしまい、診てもらいに行きました。
レントゲンを撮ってもらうと、やはり乳歯の根っこが短くなっており、このまま残すことは出来ないそうです。乳歯を抜いてもいいし、しばらく様子を見てもいいとの事でした。
先生からの説明の後、衛生士さんにバトンタッチをし、衛生士さんから乳歯抜糸後の治療の選択肢について、模型を使った説明がありました。
ブリッジとは
インプラントとはインプラントは保険外なので高額になります。その費用など、詳しく説明をしてもらいました。
私から聞いた訳ではなく、歯医者の方から自発的に説明をしてくれました。恐らく乳歯を抜いたままにしておけないから、その後の治療について患者側に決めてもらうために、説明したのだと思います。それは当たり前の事なのかもしれません。ですが、以前のかかりつけではそのような説明は一切なく、抜いたら歯抜けになるとしか言われませんでした。
患者側からすれば抜いた後どう治療するかは、最重要事項だと思うのですが、そんな事も考えられない先生だったのでしょうかそれとも本気で抜いたらそのまま放置するつもりだったのでしょうか
私はこちらの歯医者で丁寧に説明して貰った事で安心する事が出来、抜いてブリッジにする決意を固めました。
抜歯をし、乳歯とサヨナラしました。今までありがとう。以前のかかりつけではなく、最初からこちらの歯医者に通っていたら、もしかしたらもっと長く乳歯使えてたのかななんて考えますが、今更どうにもなりません。
ブリッジを作るために、土台の歯を削り、神経を取りました。
型取りは上下それぞれ全体と、噛み合わせも取りました。これまで型取りでは嘔吐反射を起こして怒られて来たのですが、それは部分的な型取りでした。歯全体となると更にキツく、型取り出来るか不安でした。
丁度この時働いていた工場で、元歯科助手の女性と仲良くなり
「今日ブリッジ作るために型取りするねんけど、型取りでおぇってなるから苦手やねんな」
と言ったところ
「それって嘔吐反射って言って、型取りするやつが柔らかいと噛んだ時に喉の奥に広がっていって、おぇっとなりやすいねん。硬めに練ってって言えば。硬めに練れば噛んだ時喉の奥に広がらへんから、おぇっとなりにくいで」
と教えてもらいました。
嘔吐反射なんて言葉をその時初めて知りました
いざ歯医者に行くと、型取りのやつを硬めにと頼む勇気はありませんでした。
しかしこちらの歯医者では、型取りをする時、噛んだら直ぐに椅子を起こしてくれ、尚且つ
「鼻でゆっくり深呼吸して下さい」
と言われました。噛んだ時に喉の奥に広がる感覚もなく、これまでの歯医者がいかに柔らかかったのかを感じました。硬いと噛んでも喉の奥にまで広がる事はなく、直ぐに椅子を起こしてもらった事もあり、全く辛くありませんでした。
上下の型と、噛み合わせで計３回噛みましたが、３回とも椅子を起こしてくれたので、嘔吐反射起こす事なく終えられました。
出来上がったブリッジも、先生の調整により完璧に入りました。
そしてこれも今から思えばおかしかったのかなと思うことが、こちらの歯医者に変える以前の歯医者では、型取りの時に噛み合わせの型取りをした事がありませんでした。平べったいガムみたいなのをカチッと噛んで、噛み合わせの型取りをするのですが、こちらの歯医者が初めてでした。これ以降に通った歯医者でも、型取りと言えば、噛み合わせの型取りもセットで取っていました。
何故これ以前の歯医者では、噛み合わせの型取りをしなかったのか、疑問が残ります。