３月いっぱいで契約終了となる為、３月半ばで辞めて残りは有休消化に当てるつもりでいました。
次の仕事は４月からの予定だったので、３月後半はのんびりと、４月から休日しかジムに行けなくなるので、それまで行けるだけ思いっきりジムに行こうと思いました。
ところが有休消化中、派遣の担当者から電話があり
「少し早目に入れないですか
」
と言われました。断ると今回の仕事の話がなくなりそうな雰囲気だったので、早目に行く事に決めました。
初出勤の日は、派遣の担当者と最寄駅で待ち合わせをして、一緒に送迎バスに乗って行きました。
工場は部署によっては24時間稼働しているところや、朝から夜まで２交替勤務な部署などもあり、送迎バスは１時間に２本出ていました(深夜は本数少ない)
先ずは工場の来客スペースで、午前中は研修が行われました。日雇い派遣時代は、当たり前ですが研修などなく、到着して直ぐに仕事に取り掛かります。部屋に入るのに解除キーが必要なのですが、日雇い派遣はカードキーを貸し出して貰えず、インターフォンを押して中から開けてもらっていました。制服も貸し出しではなく、日雇い派遣で購入するユニフォームでした。
今回は長期派遣と言う事で、制服貸与、カードキーも本人の名前入りの物を作って貰いました。
研修が終わり、配属先へ案内してもらいました。工場でのパソコンを使った事務作業と聞いていましたが、具体的な事は何も知りません。守秘義務があり、派遣の担当者も知らないそうです。
いざ配属先へ行って、初めて細かい業務内容を教えてもらいました。やる事が細かいのに、守秘義務云々なのか、マニュアルはありませんでした。メモ帳に自分でメモるしかありません。
パソコンを使った作業なのですが、難しい操作はないので、インターネットが使えて、簡単な入力が出来れば
だと思います。
入って数日は忙しく、毎日１時間程残業がありました。でも私が入る以前はもっと忙しく、毎日２〜３時間残業だったみたいです。
しかし忙しかったのは数日だけでした。後はそんなに忙しくなく、なんと定時より１〜２時間も早く終わる日もありました
こんな事なら平日でもジムに寄れたやんって思いました。残念ながら休日のみの会員に変わったので、寄りたくても寄れないし、そもそも毎日何時に終わるか分からないし、ジムの荷物は持って行ってません。
早く終わった日は、早く家に帰りたくない為、ゲーセンに寄って帰っていました。
そこからそんなに人が必要ない、と思ったのか一番若手の私と、その他若手メンバーは、他の業務に借り出される事になりました。パソコンを使った事務作業とは掛け離れた、立ち仕事の単純作業。日雇い派遣を呼んでも、直ぐに始められる程簡単なら作業でした。同じ部署から数人参加していたので、1人ではありませんでした。
ですが聞いていた仕事内容とは違うし、他の部署に行かされる事もあるだなんて聞いていなく、私は不満でした。毎朝朝礼だけを受けて
「下に行って下さい」
と言われて、移動させられます。手伝いの部署で
「手伝いに来ました」
と言う日々が続きました。
不満だったけど臨時の仕事らしく、ずっと続かないと聞いていたので、しばらくの辛抱だと思いました。
その手伝いの部署では、残業がありました。強制ではなかったので、立ちっぱなしで疲れていたので、残業せずに帰りました。
ようやく別部署での仕事が終わりました。これでもう他所に手伝いに行かされる事はないと、安心していました。
ところが、今度はまた別の部署に行かされる事になりました。午前中だけ配属先で働き、午後から応援に行ったり、夕方から応援に行ったりしました。
途中から数人で応援に借り出されるのはまだ良かったのですが、しばらく経つと朝からずっと行かされるようになりました。なんなら
「明日からもうここに朝礼受けに来なくていいよ。朝一から向こうの応援の部署で朝礼受けて」
と言われました。すっかり私は配属先が変わったのかと思いました。
「いつまでですか」
と聞くと
「とりあえず今日から３日」
と言われました。そんな事言って３日経っても、その先しばらく応援の部署にいるように言われるのではと、不安でした。
応援の部署もパソコンは使うと言えば使いますが、パソコンメインの仕事とは少し違います。立ち仕事なので足が疲れます。
このままずっとお手伝いの部署に行くのなら、やっぱり聞いてた話と違うし、契約更新を断ろうかと思いました。
しかし手伝いの部署で働いている途中で
「キリの良い所で戻って来て。今日忙しいから」
と、呼び戻しに来てくれました。
朝礼もお手伝いの部署で受けていて、配属先との関わりが断たれてしまい、このまま忘れられるかもと思っていたので、呼び戻しに来てくれて嬉しかったです。
その後も私はお手伝いの部署に行ったり、配属先で働いたりと、行ったり来たりしていましたが、ある日
「これからは配属先だけで仕事をします。人手が足りないとか、逆に余ってるからって、応援に行く事はしない事になりました」
と、告げられました。
それで私は契約を更新し、働けるだけ働こうと決めます。