私は1回目のアナフィラキシーを、きっと寝不足な上に卵がいけなかったんだろう!と思い、アパートに帰ってからもアレルギーの検査はせず、寝不足と卵にだけ気をつければ良いと勝手に判断していました。
本当にアレルギーを軽く考えていたのです。

そして2回目のアナフィラキシーが起こりました。

1回目のアナフィラキシーから2ヶ月後。

その日私は熱がありました。
しかし仕事を今日出勤すれ次の日は休みだったので、繁忙期だったこともあり、とにかく今日乗り越えればなんとかなる!という勢いで子どもを保育園に預け出勤しました。

お昼にお弁当を食べ、デザートにりんごを食べました。体調が悪いので、卵には気をつけながら食べました。

そして午後2時ごろ。
作業をしていると、だんだん手が痒くて赤く火照り始めました。あれ?と思っていると次は顔がかーっと熱くなり始め、耳の穴が痒くなりました。

これはおかしい!と思い、トイレの鏡で自分の顔を見てみると、腫れてパンパンに!!!!

やばい!アナフィラキシーだ!と思いました。

職場の先輩に、
「ちょっとアレルギーが出て来ちゃって…。早退させてもらって病院に行ってきます」
と話すと、

「え?!どうしたのその顔!急いでいきな!1人で大丈夫?」
と言われました。

この時の私は、先輩に迷惑はかけられない…と思い
「大丈夫です!」
と言ってしまいました。これが本当にいけなかった…。
作業着から私服に着替え、職場から徒歩5分もかからない病院に歩いて向かいました。

しかし歩いている途中、急に息が乱れ出しました。
まるで100メートル走を全力で走った後のような息の乱れ方。
あれ?私そんなに急いで歩いてないよね?と思った数秒後、目の前がだんだん白くなってきました。

周りの景色の色が見えない。気持ち悪い。ぐるぐるする。
あと数メートルで着くはずの病院が、遠く遠く感じました。

しかし歩いている道は、人通りも少なく、車もあまり通りません。
ここで倒れたら誰も助けてくれない!とにかく病院に着かなきゃ!と思い、ふらふらになりながら、なんとか病院に着きました。

しかし3時から始まる個人病院だったので、その時はまだ2時半。待合室は開いていても、受付に誰も人はいません。

誰か呼ばなきゃ!と思い、
「すいません!」と大声を出しました。
出したつもりだったのです。
でもその時に出たのはかっすかすのしゃがれた声。驚きました。声も出なくなってる。

でももう歩けない。
これ以上の声なんて出せない。
気持ち悪い。
どうしよう。

この時が一番辛かったです。
そして何時間にも思えた時間のあと、受付に人が見えました。
受付の人は私の姿をみて、気分が悪いことをわかってくれたのでしょう
「あらー大丈夫?」
とカウンターの向こうから聞いてくれました。
私は力を振り絞り.
「袋ください……はきたい」
とかっすかすの声で言うと、すぐに袋を渡してくれました。
そこからはひたすら嘔吐!むしろよくそこまで我慢できた自分!と褒めてあげたいです。

しかしこんだけ吐いてても何故かカウンターの向こうからただ見てるだけの看護師さんえーん
なんでー!!こんな状態なんだからこっちにきてよー!と心の中で理不尽に怒っていた私です。

看護師さんたちもだんだん、ただの胃腸炎ではないのかもと思ったのか、ようやくこの病院にかかったことはあるか、職場はどこかを聞いてくれ、少しずつ私も返答しました。

そして私1人では動くこともできないということで職場に電話し、誰か来てもらうことに……。そしてその電話でアレルギーが出たから病院に向かったと先輩が話してくれ、アナフィラキシーかもということに……。
私が看護師さんにアナフィラキシーかもって話しておけばよかったのに、頭が真っ白で聞かれたことしか答えられずだったんです…。

そしてようやく先生が……。
「これはうちでは無理だ…すぐに救急車!」
と言っていたのをよく覚えています。
人間て不思議ですね。どんなに気持ち悪くても、どんなに意識が朦朧としてても、耳はよく聞こえているんです。