斑鳩を散策
興福寺の発掘現場を後にしまして、JRで法隆寺駅へ。
一応の目的地は藤ノ木古墳です。
しかしその前に天気がいいので周辺を散策することにしました。
中宮寺跡。
広い、広い野原に基壇が再現されています。
上るとこんな感じ。
天気が良く広々としていて空が広い
周りはコスモス畑になっています。
少し早かったようでつぼみが多かったです。
咲いている花にはミツバチや蝶々が蜜を求めてやってきていました。
続きまして向かいましたのが法起寺。
法起寺近くのコスモス畑はもう満開でした。
三重塔をバックに満開のコスモス畑はいい構図になります。
場所、角度を変えて結構撮りました。
ここはいいですね
中に入ります。
三重塔は国宝で飛鳥時代のものだそうです。
境内は人気は少なく、とてもゆっくり見学することが出来ます。
ゆっくりするにはとてもいいスポットです。
続きまして訪れたのは法輪寺。
こちらも三重塔がありますが、昭和19年に落雷で焼失したそうです。
残念!
写真正面の講堂では、多くの仏像を拝むことが出来ます。
飛鳥時代から江戸時代のもので、時代の変遷とデザインの変遷を見ることが出来ます。
中宮寺へ向かう前に法隆寺の夢殿を見学。
救世観音像は来週から公開のようで、1週間早かった
回廊は発掘現場をイメージすることが出来たのはよかったです。
夢殿のお隣の中宮寺。
本堂は新しく、昭和43年だそうです。
教科書に載っている半跏思惟像は北海道に出張中とのことでした。
これやな。
中宮寺の建物には菊の紋があり、天皇家ゆかりであることが分かります。
さて中宮寺を後にしまして、法隆寺の門前を通り藤ノ木古墳へ向かいます。
一度来たことはありますが、再度来てみますと思ったより大きいです。
石棺を開けた時の熱烈な報道は今でも覚えています。
気になるのが恐らくこの近くにはそれなりの数の古墳はあったのでしょうが、
現在目立って残っているのはこの古墳だけ。
さらに盗掘もされずに残っていたとはかなりレアなケースに思います。
なぜ現代まで残り続けたのかがとても気になります。
本日の目的地をここにしたのは、11月3日に橿原考古学研究所の公開講演会があり
そのテーマが藤ノ木古墳だからです。
講演を聞く前に現地を見ておいた方が理解が進むと思いました。
どのようなお話が聞けるかとても楽しみです。
藤ノ木古墳の近くには斑鳩文化財センターがあり、
藤ノ木古墳の副葬品や石棺のレプリカが展示されています。
訪問時は誰もいなかったせいか、
ボランティアガイドさんが付きっきりで解説してくださいました。
質問にも丁寧に答えてくださいましたので
大変勉強になりました。
帰りは王寺駅から柏原駅経由で近鉄道明寺線へ。
大和川を渡るときの夕日がとても綺麗でした。
歩数25000歩超えで久しぶりに20キロ以上歩きました。
少しずつ距離を伸ばして行ければと思います。