三内ヘルスセンターの後は、また南下する。
浪岡を通り越して再び黒石市内へ。
東北道の浪岡ICと黒石ICの真ん中あたりを少し西に行ったあたりにある二双子地区にある共同浴場が目的地。
二双子は「にそうし」と読む。
ちょっと可愛らしい外観の共同浴場であった。
二双子共同浴場
入浴可能時間は9時半~21時で毎月1日と15日が休みのようだが、公のサイトとかがないため要確認。
こちらは現金で入浴することができない。
近所の商店で入浴券を購入する方式の浴場だ。
入浴料は230円。
購入できる店は奥瀬商店と工藤商店の2つ。
浴場のほぼ真向いにあるのが奥瀬商店。
奥瀬という名前にご記憶がある方。
そう、この奥瀬商店、宝温泉黒石の居酒屋「宝船」で登場した幻の奥瀬豆腐の製造販売店なのである。
目の前にたどり着くまで気が付かなかった(^-^;
あの豆腐をもう一度食べたいなと思ったが、13時過ぎですでに早々と売り切れ。
14時から予約を受け付けるというレベルの状況のため諦める。
もちろん入浴券は無事ゲット。
共同浴場に戻り、てっきり入浴券は函に入れるのだと思ったら有人の受付があった。
お金の管理を商店に任せ、浴場の管理を持ち回りでやっているようである。
浴場は男女別に内湯が1つずつ。
浴場入口には番台の名残が。
ゆっくりと入浴を楽しむ地元民が常に1~2人いる状態だった。
そう言うわけで浴場内の写真はよいアングルであまり撮れず。
手前に洗い場が4列あり、奥に幅いっぱい浴槽がある、一般的な公衆浴場スタイル。
天井は高く、斜めになった屋根から差し込む陽が優しい。
浴場は3:1ぐらいで区切られているが、湯はある程度行き来している。
シャワー付きカランが十数台。
シャワー(カラン)からは源泉が出た。
浴槽は大きい方で数人が入れる規模。
無色透明な湯は源泉名「二双子温泉」。
源泉温度40.7度、pH8.7のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.270g/kg。
浴槽内には吸い込み口らしき孔があるのだが、湯は循環されてなかった。
大きな方の浴槽で43度ぐらいあったので、加温かけ流しということになるだろう。
不鮮明な写真で分かりづらいが、ザンザンとオーバーフローがある。
とても循環させていた浴槽とは思えない気風の良さだ
普通このような状況で浴槽が大小並ぶと、大きい方がぬるく小さい方が熱いことが多いが、こちらでは逆。
小さい方で41~2度ぐらいとややぬるめ。
小さい浴槽にも湯口があり湯が投入されていたので、もしかしたら小さい方は非加熱かも。
ただし小浴槽に浸かりながらずっと寝ていたジイさんが居たため、なかなかゆっくりチェックできず(^-^;
ジイさん、ようやく浴槽から出たら長時間かけての歯磨きと身体洗い。
よほど居心地がよいのであろう。
湯のインプレッションを。
ほぼ無臭だが、僅かなアブラ味とアルカリ性らしい淡い甘味を感じた。
しっかりとしたスベスベ感が心地よい
総計は少ない中で、炭酸イオンが24.3mg、メタケイ酸が113.6mgあるのはなかなかの量であろう。
なるほど、長居したくなるのも分かる湯であった
この後は湯はひと休み、昼食に向かう。
二双子共同浴場
青森県黒石市二双子村元105
入浴料 230円(奥瀬商店か工藤商店にて購入)
営業時間 9時半~21時
毎月1日15日が休み
<源泉:二双子温泉>
アルカリ性単純温泉 (低張性・アルカリ性・温泉)
40.7℃
pH8.7
成分総計 0.270g/kg
掘削動力揚湯
無色透明
ほぼ無臭
微アブラ味、淡甘味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
加温かけ流し
2018年5月入湯
※数値はH21の分析表より